食べて旅して音楽と本と【旅ゴコロ・食べゴコロ】

ゆるめテンションで、日々の食から、旅、音楽、本、観葉植物まで、出合った印象やイメージを

      イタリアのビールの代表的なもののひとつがモレッティ。小さな瓶のラベルには、おじさんの絵。ずっと昔から変わらないユーモラスなラベル。グラスを傾ければ、さらりとしたさっぱりとした口当たりが広がる。日本のビールは、苦味がばっと強く感じられるけど、イタリアのビー ...
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      悲願が過ぎて彼岸明けではあるが、寒い。そんな春が来るようでなかなか来ない。そんな春を待つ日の桜まんじゅう。ほんのりとしたんこの甘味。まんじゅうの皮はふっくらとしていて柔らかい。一口食べると、まんじゅうの甘さと桜の花のうっすらとした塩味がこれ以上はないバラ ...
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      三浦半島へ足を伸ばす。着いた日は大雨だったが、一夜明けると快晴に。この辺りから富士山を眺めると、稜線がなだらかに美しく見える。相模湾越しの富士山を眺めながら、葛飾北斎の富嶽三十六景を思い出す。北斎もこんな感じで海越しに富士山を眺めたのだろうか。遠くにそび ...
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      すごく久しぶりに葉山へ。地元のイタリアンの店でパスタを楽しむ。菜の花とラグーソースのオレキエッテ。春のパスタ。菜の花の軽い苦味と肉のソースがとろみ合うように口の中に広がる。もっちりとしたパスタが美味しい。オレキエッテは、南イタリア・プーリア州のパスタ。丸 ...
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      ジャングルみたいにしげる観葉植物。緑の葉っぱが視界に広がって、それは気持ちのいい空間。オザキフラワーパーク。ここは園芸ショップだけど、広さと大きさが半端なくて、ちょっとした熱帯植物園のよう。日差しを受けた葉っぱは、明るいカラーの緑色で生き生きとしている。 ...
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      早起きして車を出す。大きな園芸ショップに開店と同時に入る。たくさんの観葉植物の鉢が並ぶ中を歩くと、そこは熱帯植物園かジャングルか。緑に癒されて、隣のカフェへ。朝日が差し込むテーブルにコーヒーが運ばれてくる。爽やかな気分に浸りながら、ブラックコーヒーを飲む ...
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      淡いピンク色がきれいだ。桜の葉っぱに包まれて。口に入れると、優しいあんこの甘み、桜の葉のうっすらとした塩味が口に広がる。この冬は、気温のアップダウンが大きい。冷たい風が吹く日もまだまだ多い。それでも季節は、少しずつ春に向かっているように思える。桜の季節ま ...
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      寒い冬の日。ドラマのビーフシチューを作る。この冬3回目。「きのう何食べた?」で西島秀俊さんが作っていたもの。牛のスネ肉を一晩赤ワインに漬け込んで、それそ3時間かけてぐつぐつと煮込む。ゴロゴロと煮込んだにんじん、じゃがいも、そして肉。コックリとしシチューをス ...
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      山の稜線が北へ伸びる。うっすらとオレンジ色の空に黒いシルエットの稜線。つい見とれる。目がいくのはやはり富士山のシルエット。緩やかなラインが美しい。  ...
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      最近、この時期のドラム奏者の伝記を読んでいる。ジェフ・ポーカロという名前のドラマー。彼が参加している、スティーリー・ダンのアルバム「ガウチョ」。ミュージシャンズミュージシャンとも呼ばれて、プロの演奏者のファンも多い。彼のドラムの魅力の一端がこのアルバムで ...
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      よく晴れた日曜日の朝。近くのコーヒーショップへ向かう。珍しく店内はまだ空いている。久しぶりに店内でコーヒーを飲むことにする。いちばん奥のテーブルに座ってゆっくりと店内を眺めると、日曜の朝の澄んだ空気が店の空間いっぱいに満ちているような気がする。厚みのある ...
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      ドラマ「きのう何食べた?」で、西島秀俊さんが作っていたビーフシチューが食べたくなる。作ってみることに。牛のすね肉を赤ワインにつけてひと晩おく。下準備もちょっと必要だ。それでも、作り方はシンプル。野菜と一緒に3時間ぐらい煮込んで、肉は柔らかくなる。にんじんや ...
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      ランチに入った中華の店。鶏の旨みが味わいたくて、さっぱり蒸し鶏の塩味麺を注文してみる。白いスープは鶏の旨みがたっぷりと出ている。薄い塩味と鶏の濃厚な旨みが絡み合うようにして口の中に広がる。麺は少し太め。その太めの麺と絡むスープ、なんとも言えない。サクッと ...
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      イタリアのピエモンテ州は白トリュフの産地。白トリュフは貴重品だから、宝石のような扱いを受ける。ガラスケースの中で、さらに大きなドーム型のガラスの蓋の中に安置されている。赤ちゃんのこぶしぐらいの大きさのものから、大人のこぶしぐらいある大きなものまで。風味を ...
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      かために炊いた玄米ご飯の上にさらさらとのせて。いくらご飯が輝いて見える。歯ごたえのある玄米。プリッと歯ごたえのあるいくらとともにほおばると、濃厚な旨味の潮流の中に投げ出されたような気分になる。どこへいくのかわからないほどの美味しさに酔いしれながら、その旨 ...
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      背の低い、口の開いたカップ。明るいグリーンと濃い茶色のツートーンの色合いが気に入っている。ふだんは、マグカップで細くたて長のものを使っているのだが、昼ごはんの後など、ちょっとコーヒーを飲みたいとき、このカップが活躍する。マグカップはしっかり、たっぷりとコ ...
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      駅に向かって歩いていたその日の太陽が傾いて光が目に一直線に差し込んでくる街の全てはシルエット建物も大きな木も道路標識も黒く塗りつぶした影絵みたいに見える長い影が道に伸びる冷たい風をよけるように襟元をぎゅっとつかむ遠くの太陽は燃えているようだけどその熱がな ...
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      まだ冬のさなかではあるけれど、道明寺のピンクは桜の色、春の色。包んである桜の葉をそっとめくると、そこにはピンク色の花が添えられている。まだ冬だけれど、ほのかなピンク色を見ながら春を思う。からりと乾燥した風が、少し湿り気を帯びてきて、ほほに優しく感じられて ...
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      夕日の写真が好きでマニアのよう。西の空の茜色がたまらなく好きだ。この日は、とりわけ西の空の色が鮮やかだった。雲がたなびいて、織りなす模様が複雑な絵を描いたかのよう。その雲をシルエットにして、茜色の空が輝く。じっと見ていると、雲が少しずつ動いていく。時間が ...
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      バルコニーから眺める富士山のシルエット。いろんなものが山をさえぎっているけど、その山の美しさはよくわかる。建物の壁や柵、そして丹沢の山々が富士山をフレーミングするように切り取っている。それでも美しい姿は変わることはない。夕方の日差しにオレンジ色に染まった ...
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